拝啓イビチャ・オシム様

 きょうの川淵会長の記者会見にて、ジェフ千葉オシム監督を候補に次期代表監督就任の交渉しているという旨の発言を見かけた。 個人的にオシム監督の選択そのものには反対ではないのだが、交渉中の事項を(記者会見の席上で!)リークする川淵会長は不信感を抱かせる。 しかも代表がグループリーグ敗退が決定して間がないこのタイミングに、である。 敗退で傷ついた代表ブランドを守るかのような、協会の責任問題を問うサポーターの批判から自身を守るかのような政治的な振る舞いに、真底呆れる。 そのつもりはなくとも、そう解釈されても文句は言えないでしょう、そのくらい想像できなかったんでしょうか? それ以前に、交渉中のデリケートな事項をうっかりオープンにする組織の長がその適正が問われないとも考えたのでしょうか?
 かってベンゲルと交渉中と協会がマスコミにリークしてトルシエ退任、ベンゲル体制へ」朝日新聞に記事がでたら、契約が残っているアーセナルとの関係をややこしくしたくなくて、結局袖にされた事があった気がしますが? サンドニで5−0にされたあと韓国に0−1で負けた後、2000年の4月ぐらい。 そして、後に「デリケートな事項をリークするような組織と仕事はできない」旨のことを言われたんじゃなかったでしたっけ? その4年位前にもネルシーニョに代表監督は決まっていたのに、内輪の論理で加茂に変えて「腐ったみかん」呼ばわりされたんじゃなかったでしたっけ? 何度こういった事繰り返すんでしょうか?
 たとえオシムに引き受けて貰えたとしても、いつか表向き健康問題を理由に抗議の辞任をしそうでならないよ・・・

 イビチャ・オシム様、26日より本交渉が行われる際には、
代表監督就任には「川淵会長の辞任と日本サッカー協会の改革」を条件にして頂くようにお願いいたします。現在、この財団法人の長を部外者によって解任する手段はありません。もしも日本サッカーの未来を憂いてらっしゃるのでしたら、あなた様の人脈をフルに活用して協会の改革から日本のサッカーの強化をお願いしたいと思います。

はぁ。