フツウであることフツウにあること

長蛇の列をなすチケット売り場を横目に、メトロの窓口で買ったカルトミュゼの三日券を見せて通過。
きょうはルーブルがお休みだから、オルセーにはたくさんの人であふれているのだ。
入ってそうそう、荷物をクロークに預けるようにマダムに言われ、
預けようとしたら、カメラなどの貴重品は持ち歩いてください。とのこと。
なんと!美術館で撮影可能だとは思いもよらなかった。写真を思いっきりとらせて頂くことにする。

ひっきりなしに、小学生から高校生ぐらいの幅広い年齢層の生徒を対象にした、
美術の授業の一環だろうかオルセーのキュレーターか引率の先生によるレクチャー(写真1,写真2,写真3)が
あちこちの絵の前で繰り広げられる。宿題だろうか模写をしてゆく小学生の姿も。

日本では、長蛇の列に並んでようやく中に入ることの出来る作品展で、
黒山の人だかりからほんの少し眺めることの出来るような絵が普通にある。
「芸術作品」と括弧付けで有難がらせるのでなく、普通に目の前にある。