就労ビザ!

朝六時、シャルルドゴール国際空港に到着。
機内で知り合った二人の日本人女性といっしょにバスでパリ市内へ。
一人はフランス南部に一ヶ月ファームステイに。現地でフランス人の男を捕まえる!と息巻く人。
ずいぶん旅慣れててインドなどを放浪したようだが、今回は初めての地で不安だった模様。
(いや、俺は海外初めてなんだけどな。)
もう一人は、偶然労働ビザが取れて、パリのパン屋で一年間修行しに来たという人。
通常、申請書の裏表びっしり申請理由をつづるようだけど、
おいしいパンを焼きたい旨を数行書いただけで、通ってしまったとのこと。

そういう話を聞くと、本当にほしいものや、やりたいことに焦点が合っていれば、
他に言うべきことは、そんなにないのかもしれない。と思ってしまう。

就労ビザ、カッコよすぎ。

よしなしごとを喋っていると、信号待ちで止まったところで、偶然働くパン屋の店先に(支店だったけど)。
開店したてで、いまにもいい匂いがしそうな風景に(二人の)テンションは最高潮。すっかりおのぼりさん。
オペラ・ガルニエまでの一時間は、あっという間に過ぎてゆく。

二人はパリ・リヨン駅へ、
自分はサン・ラザール駅へ、
互いの前途を祈って、それぞれ次のバスに乗って別れる。